シーバスは他の魚種と比べると「釣れない」と言われることも多く難しいという人もいます。
ただ実績を積み重ね釣れている人がいるのも事実です。
初心者の方が釣れないとなっているのは何が足りなくてどこを気をつければいいのか
大事な点だけに的を絞ってお伝えします。
時期を絞ろう
シーバス釣りに挑戦している初心者の方にとって、「釣れない…」と感じることは珍しくありません。でも、シーバスを釣る成功率をぐっと上げるポイントの一つが、釣りに行く「時期」を絞ることです。
シーバスが特に釣れやすくなるのは、梅雨の時期と晩秋から冬にかけての期間です。僕の感覚では、5月末から梅雨が始まる6月、そして7月いっぱいまでが特に好機。そして、11月に入ってから12月の産卵直前の時期も、シーバスがエサを獰猛に食べ始めるため絶好のチャンスです。この時期のシーバスは昼夜を問わず活発で、初心者でもデイゲームで釣りやすくなります。
もちろん、シーバスは一年中狙える魚です。ただし、極寒期にはアミやバチパターンが中心となり、繊細な釣りが求められます。また、夏の猛暑ではデイゲームが難易度を上げるため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。そのため、最初のうちは梅雨や晩秋の釣りやすい時期に絞ることで、成功体験を積みやすくなります。
適切な時期に釣りに行くことで、シーバスとの出会いがぐっと近づきます。ぜひこのタイミングを狙って、楽しみながら釣果を伸ばしてみてください!
場所の取捨選択
シーバス釣りで成果を上げるには、「場所の取捨選択」が大事です。どんなに頑張っても、シーバスがいない場所で竿を振っても結果は出ません。まずはシーバスの実績があるポイントを見つけることが大切です。初心者の方は、近隣の釣り具店で情報を集めるのがおすすめです。地元の釣り場に詳しいスタッフが、実績ポイントや釣れる条件についてアドバイスをくれることがあります。
情報をもとにポイントを絞り込んだら、次は実際にその場所に行ってみましょう。そして、天候や時間帯(昼と夜どちらが釣りやすいか)、潮汐などを確認しながら釣りを行い、得られた結果を蓄積していきます。この過程で、「この場所は満潮のタイミングが良い」「雨の後にナイトゲームで釣れる」など、具体的な傾向が見えてきます。
釣りの経験を重ねるうちに、いろいろな状況と場所の組み合わせが理解できるようになります。例えば、「雨後の中潮のナイトゲームならこのポイントが有利」といった判断が自然とできるようになります。このような経験値を積むことが、初心者からステップアップするための鍵です。
場所選びの精度を上げることで、釣果も上がり、釣りそのものをさらに楽しめるようになるはずです。ぜひ積極的に情報を収集し、自分なりの釣りのスタイルを磨いてみてください!
ルアーフィッシングはランガンが基本!
シーバス釣り初心者が「釣れない」と感じる理由のひとつに、足を使って動かないことがあります。ルアーフィッシングはエサ釣りのように「待ち」のスタイルではなく、自分から魚を探しに行く「攻め」の釣りです。このスタイルが「ランガン」と呼ばれ、シーバス釣りでは基本中の基本となります。
例えば、ポイントに到着して「ここだ!」と思っても、アタリがない場合はすぐに次の動きを考えましょう。釣りたい潮目が対岸にあるなら、その対岸まで移動して試す価値があります。また、広いオープンウォーターでは、扇状に5~6投して反応がなければ、立ち位置を10メートルずつズラしながら探るのが効果的です。この動きがシーバスとの出会いを大きく引き寄せます。
ランガンを実践することで、自分の釣りがよりアクティブになり、魚がいる場所や条件を自然と把握できるようになります。「ここにシーバスがいるはず」と確信を持てる場所にたどり着けることが、釣果アップへの鍵です。
シーバス釣りは、ただ待つだけでは楽しさ半減です。動きながら釣り場を開拓し、魚との駆け引きを楽しむ「ランガン」をぜひ実践してみてください。
先に言った時期を絞ったり、場所の取捨選択と繋がっています。要するに事前に計画して絞ったポイントにいって
さらにランガンしながら釣れる場所を絞り込んでいくイメージです!!
釣れる時合は事前にチェック
シーバス釣りで「釣れない」と悩む初心者がステップアップするために、釣れる時合を事前にチェックすることは欠かせません。釣果を左右する大きな要素である潮周りや時間帯を理解し、効率的に釣りを行いましょう。
現在は、地域ごとの潮汐表が簡単に検索できるほか、潮周りや風向き、地形まで分かる便利な釣り専用アプリも多くあります。釣行予定日が決まっているなら、その日行こうとしている時間帯にどの潮周りが当たるかを事前に確認しておきましょう。いいタイミングで釣りを始められれば、それだけ成功率も上がります。
突然の釣行でも、最低限潮周りだけはチェックするのがおすすめです。その場所の状況を把握しやすくなり、最適なアプローチ方法を導き出せるでしょう。特にシーバスは、ナイトゲームでの釣果が出やすい魚です。夕マズメや朝マズメといった「魚が活発に動く時間帯」に上手く潮汐が重なれば、そのタイミングが狙い目です。
事前準備は、釣りをもっと楽しく、そして成果を上げるための第一歩です。手軽に情報を得られる現代のツールを活用し、「釣れる時合」を味方につけてシーバス釣りの醍醐味を存分に楽しんでください!
場を休ませることも肝心
シーバス釣りでステップアップを目指すには、「場を休ませる」ことの大切さを理解することが重要です。釣れる実績のある場所でベイトが確認できていれば期待は高まりますが、シーバスをスレさせない工夫が必要です。
例えば、橋脚の明暗部などのピンポイントを狙う場合、同じ場所に何度もキャストするのではなく、数投ごとにルアーをローテーションしたり、一旦5~10分間その場を休ませることで、シーバスが警戒心を持たずに再び食いつきやすくなります。
さらに、ランガンを行う際にも、一度アタリがあったり釣れた場所に固執せず、他のポイントを探ってから20~30分後に再び戻ってみるのがおすすめです。場をリセットすることで、釣果を継続的に上げることが可能になります。
「場を休ませる」ことは、ただ動かないという意味ではなく、状況を冷静に見極めて釣り場を効果的に活用するテクニックです。こうした工夫を取り入れることで、釣れるチャンスが増えるでしょう。
ベイトに応じたルアー選択
シーバス釣りで成果を上げるためには、「ベイトに応じたルアー選択」が重要なポイントです。初心者の方がステップアップするためにも、ルアーの形状やサイズ、つまりシルエットに注目することを心がけましょう。
「マッチザベイト」という言葉があるように、その時期や場所でシーバスが捕食しているベイト(小魚や甲殻類)のサイズや形状に合わせたルアーを選ぶことが成功への近道です。例えば、春先に多いマイクロベイトパターンのとき、15cm以上の大きなルアーを使っても、シーバスが違和感を持ちやすく釣れにくくなってしまいます。
逆に、秋から冬にかけての時期に多いコノシロや落ちアユなどの大型ベイトがいるときは、小さすぎるルアーだと目立たず、大型のランカーシーバスにアピールしにくくなります。この場合はベイトに近いサイズ感のルアーを使うことで、ヒットの確率がぐんと上がります。
釣り場での状況を観察し、どんなベイトがいるのかを見極めることが、ルアー選びの第一歩です。ベイトに合わせた適切なルアー選択をすることで、シーバスとの出会いがさらに増え、釣りの楽しさも増していくはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?結構あたりまえのようで
そのような基本的なことがおろそかだったりすると影響されるのがシーバス釣りかもしれません。
まずは
時間や潮汐の見極め
ランガン
マッチザベイトのルアー選択
これらの基本事項を抑えて再現性のある釣りを心がけてみてください。
特に釣れる場所の選択は接待必要条件だと思っています!
小学生の頃に釣好きな親戚のおじさんから釣りを教わりのめり込み、一旦大学へ進学の時に辞めてしまったのですが40歳を過ぎて再び釣りに目覚めルアー釣りに没頭。アラフィフ世代のおっさんですがのんびり大好きな釣りを楽しむ中で自分なりに感じたこと誰かに話したくなる釣り道具のインプレや新たに手に入れた知識などシェアします。10年以上の調理師経験も生かして釣果メシも公開します。