秋のシーバスはデカいのが釣れるってホントなの!?釣り方から推奨ルアーやタックルのこと

秋のシーバスゲームはデカいのが釣れるのか?

この噂は本当なのか!?

これまで言われ続けてきたいくつかの重なる理由から立証しながら

この時期のシーバスの釣り方やタックルやルアーの選び方を9月、10月、11月に分けて

早秋~晩秋までの攻略方法を解説します。

シーバスの秋はこんなシーズン

秋のイメージ
画像:Pixabay

秋のシーバスシーズンは、成長したシーバスが同様に大きくなったベイトを追いかける時期として知られています。しかし、近年の温暖化の影響で、ハイシーズンが遅れ、冬にずれこむことが多くなっています。9月頃はまだ残暑が残っているため、早秋と晩秋では釣り方を変えることが求められます。この時期、シーバスは産卵期を前に体力を維持するためにエサを積極的に捕食するため、釣りやすくなるのが特徴です。

さらに、河川や汽水湖で見られるベイトも成長し、イナッコ、サヨリ、秋コノシロ、さらには産卵を終えた落ち鮎などがシーバスのエサとなります。これらのベイトは20cm〜30cmほどに成長し、シーバスにとっては絶好の捕食対象です。

結果として、秋はシーバスが荒食いを始め、サイズも大きくなるため、「釣れやすく、大きなシーバスが狙える」と言われており、多くの釣り人にとって非常に魅力的なシーズンとなっています。

秋のシーバスの釣り方

秋のシーバスの釣り方
画像:釣りサクサク

秋のシーバス釣りは、成長したベイトに合わせて、12cm以上の大きなミノーやシンキングペンシル(シンペン)を使うのが一般的です。ベイトが深いレンジにいる場合、大型のバイブレーションを使うこともありますが、基本的にはミノーやシンペンなどの大きなルアーが主流となります。

特に夜釣り(ナイトゲーム)では、表層をゆっくりとただ巻きする方法が有効です。流れのある明暗部でドリフトさせると、さらに釣果が期待できます。

昼間のデーゲームでも、大きなルアーを使って、速めのリトリーブでただ巻きするか、レンジを変えつつ時折ジャーキングを加えると効果的です。

また、ベイトが水面に近い時や、シーバスが水面を意識している状況では、トップウォーターでのドッグウォーク(ジグザグ動作)も非常に効果的な釣り方となります。このように秋のシーバス釣りは、ベイトの動きやレンジに合わせてルアーやリトリーブの工夫が求められます。

秋のシーバスタックルセレクト

 

ロッド

ロッドは率直にいうとウェーディングでもオカッパリからでも長さは秋からは9.6ftがおすすめです。

使うルアーの重さも重くなり釣れるシーバスのサイズも大きく引きも強くなることから、重ためのルアーでもより遠くへキャストできる長さと

長さによる受け止めるパワーも同時に増すことがおすすめの理由です。

硬さはML以上。M~MHクラスがベストですがメインに使うルアーの重さでキャスト可能なロッドの許容重量使うラインの太さ、狙う予定のベイトパターンを考慮して硬さをセレクトしましょう。

ダイワ ラテオ 96ML/M・K
穂先はMLで食い込みも良く中心部からはMタイプのパワーモデルでバランスの取れた秋にもってこいのバーサタイルロッド

 

リール

4000番~5000番クラス
シマノでいうならば4000MHGまたはC5000XGくらいがベストな選択
80cm超えのシーバスだとリール自体にパワーがないと掛かってからのファイト中に主導権を持っていかれてしまうのでゴリ巻きできるハイギア(HG)またはエクストラハイギア(XG)がベストセレクト

ダイワ 24セルテート LT4000-CXH

 

ライン

ラインはスピニングならばPEの細くても1号~1.5号くらい。120mm~160mmくらいのルアーを使い秋のデカいシーバス狙いのアングラーさんで1.2号を使っている人を多く見かけます。
ちなみに僕はこの同時期にやりはじめる青物ライトジギングのリールにPE1.5号で秋のシーバスも一緒にやります。
ビッグベイトを視野に入れるベイトタックルならばPE2号~3号

シーガー R18 完全シーバス ステルスグレー 1.2号

秋のシーバスルアー

120mm以上のルアーの出番がガンガン増えまくる
秋のシーバス釣りでは、ルアー選びが釣果に大きく影響します。初夏から夏にかけては雨が多く、水温が安定して濁りも良い時期が続き、比較的釣りやすかったものの、夏の暑さが増すと水がクリアになり、日中は釣れる時間帯が限られていました。特にナイトゲームや朝マズメが狙いどころとなっていました。

しかし、秋が近づくにつれ、日中でもシーバスが活発に反応し始めます。この時期には、派手なアクションを持つミノー系のルアーでもデイゲームで効果を発揮するようになります。

特にポイントとなるのは、ベイトが成長するため、これまで避けがちだった10cm以上の大きなルアーにもシーバスが積極的に反応するようになることです。

9月から10月、11月にかけて、ベイトの種類や動きに応じたルアー選びが重要です。イナッコやサヨリ、コノシロなどのベイトが増え、サイズも大きくなるため、シーバスはそれに合わせた大きなルアーを好む傾向にあります。

秋9月のシーバス

気温が少しずつ下がりアングラー自身も涼しさを感じられる時期に入ってきます。

ただ近年は9月といえど水の中はまだ夏の様子が色濃く残っている状況で水温は下がりきっていません。

ですが確実にイナッコを中心にベイトは15㎝以上になるまで大きくなってくる時期で少なくとも120mm以上のミノーなどをただ巻き、ドリフトが有効になってくる時期です。

外洋に面したサーフや港湾ではマイワシパターンがでることも。

はやいところでは9月には河口や港湾部では10cm前後のエンピツサヨリが表層に見え始めます。

マルジン ガマダス135F
夜でも日中でもまずこれ試してみて!強波動のアピール系ミノーですが夜はただ巻き。昼間は時々ジャーク入れてキラッとさせてやや速巻きで。大きすぎず小さ過ぎずサイズ感がちょうど良い。

秋10月のシーバス

サヨリのエサ釣り師の人たちが活気づいてきたらゴーサイン!

サヨリも初めのうちはエンピツサイズと呼ばれる100cm前後から10月後半に近づくにつれ20cmくらいまで成長します。地域によって異なりますがこれが12月頃まで続きます。

シンペンを表層をゆっくり巻いてくるのが基本パターンになります。

シマノ エクスセンス クー 190F ジェットブースト
シーズン初頭のエンピツサヨリから時間が経過したらこれくらいのサイズ感があるほうがアピールも増してグッドです!!長さの割に良く飛びます。

秋11月のシーバス

そろそろビッグベイトゲームの準備も!
陽が陰る時間を過ぎ暗くなると少し肌寒く感じる季節に入って来る頃水温も下がりはじめると冬の産卵に備え親シーバスは腹ごしらえする時期

この頃に産卵を迎える15cm~20cmの落ち鮎や20cm~30cmのコノシロなど大型のベイトが湧いてくる時期に差しかかります。

この親シーバスのエサを捕食しやすくなる時期とベイトの大きさが重なりランカーシーバスの到来間近です。年末に近づくにつれ状況は良くなっていきます。

通常の120mm~160mmくらいのフローティングミノーでも80㎝以上のランカーは普通に食ってきますし釣れますが

この時期にぜひチャレンジしてみてほしいのがビッグベイト!!

コノシロが上ずっている状況でジョイント系やウエイクベイトをただ巻き。もしくは大型ペンシルでドッグウォーク。デイゲームならジャークベイトで水面直下を表層ジャーク。

コノシロのレンジが下がっていたり落ち鮎付きを狙うにはシンキングタイプのジョイント系をゆっくり流れに乗せてドリフトなどがおすすめです。

ジャッカル ダウズスイマー 220SF
速巻きでも浮いてこないので日中も使いやすく流れに乗せたポーズも絶妙。

秋のシーバス時期を生かして記録を狙おう!

秋はシーバス釣りの絶好のチャンスです!これまで解説してきたように、シーバスが大きく成長し、ベイトもサイズアップするこの時期、シーバスがエサを積極的に捕食します。そのため、釣れるシーバスのサイズも一回り大きくなりやすいのです。これが、「秋はシーバスが良く釣れる」「大きいサイズが狙える」と言われる理由です。

特にこの時期は、1年を通じて最も大きなシーバスが釣れる可能性が高く、自己記録を更新する大チャンス!これまで「シーバスが釣れない」と感じた方も、ぜひこの秋に再チャレンジしてみてください。たとえサイズが狙えなくても、釣れるチャンスが大幅に増えるのが秋の魅力です。

タックルを準備して、秋のシーバスシーズンを最大限に楽しみましょう!