ポイズングロリアス174MHのインプレです。その名にビワコバーサタイルと名付けられている通り広大な琵琶湖のおかっぱりバスをこれ1本で攻略できるようにセッティングされたロッドです。
何種類も異なるロッドを持ち歩くことの多いバス釣りで、汎用性を持たせるのは至難の業。敬遠する人もいることでしょうが、本質はどうなのでしょう。
人気を集めたポイズングロリアス174MHのインプレのはじまりです。
とにかく軽い!
バス釣りロッドとしては長めの7.4フィートにも関わらずリールをセットして片手にセットした感触はとても軽くてビックリする。
これくらいの長さで同じくらいのMAX30g前後のロッドだとほかのメーカーだとかなり重たくなるものだけどこのポイズングロリアス174MHについてはそんなことはみじんも感じない。
この軽さは感度や操作性はもちろん、長時間釣行の際のアングラーの疲労軽減にも一役買うのは言うまでもありません。
後述しますが、さらに新しくなった21ポイズングロリアス174MH+ではこの軽量化にバランス感が加わっています。
飛距離が望めるレングス
ポイズングロリアス174MHはバス釣り用ロッドでいうと7.4フィートという長さはとても長く、ボート上では取り回しに若干難が残るが、こと陸っぱりになるとそのロングレングスがもたらす飛距離はかなりのアドバンテージとなって返ってくる。
どうしても届かないエリアが出て悔しい思いをしなくてすむ。飛距離を利用してより遠くからより広く探ることが可能になります。
そこまで考えられて作られているのがこのポイズングロリアス174MHなのです。
汎用性はピカイチ☆彡
まさにバーサタイルとはこのこと
陸っぱりでいくつもタイプの違うロッドを持ち歩くことなくポイズングロリアス174MH、1本だけでバス釣りが完遂できるようになっている仕様。
長さ、軽さ、テキサスやスイムジグ、ヘビキャロなど陸っぱりで使用頻度の高いリグはもちろん10g~30gまでのクランクやミノーも全然いける。
7g以下になると少々キャストしずらくなるので、それはベイトフィネスかスピニングに任した方が良いと思う。
感度の良さ
ポイズングロリアス174MHはグリップ部分がカーボンモノコック設計になっており、とにかく手元が軽いので、持っている利き腕に添わせる感じのままリーリングを続けると、水中の障害物に当たった感触までもが感じ取れるレベルです。
ポイズングロリアス174MHは岸際ではなく、沖に遠投したときでも離れた場所からもわずかなアタリでさえも逃さず手元をつたってアングラーに水中の情報を伝達してくれる感度も持ちあわせています。
許容重量を超えるスペック
逆にポイズングロリアス174MHはメーカー公表スペックを超えてしまうがジョイクロくらいなら余裕でキャスト可能な強靭さも持っています。
操作性
これくらいの長さとルアーのキャスト許容重量からだとどうしてもティップの吸い込みが悪く弾きやすくなるものだけどこのポイズングロリアス174MHはそんなことは皆無。
強くてもしなやかさがあるため、アワセが決まりやすいです。たとえ長さを生かして遠投したとしても、離れた深場でもミスすることなくフッキングさせることが可能です。
グリップがカーボンモノコックで手元が軽くて、穂先が重く感じるいわつる”持ち重り”がすることが唯一の欠点でしたが、これは21ポイズングロリアス174MHになって改善されています。あとで再度違いについて説明いたします。
ポイズングロリアス174MHに適したリール
ポイズングロリアス174MHにはかけるお金に余裕があるのならアンタレスDCでしょうね。
21になってより進化し単に軽量化されたのではなくバランスも兼ね備えていることから、
個人的にはタックルバランスを考えるとメタニウムDCでもいいような気もしますが…。
このあたりは好みと予算で決めるのがベストでしょう。
シマノ アンタレスDC XG
16と21の違い
16ポイズングロリアス174MHと新しくなった21ポイズングロリアス174MH+では、長さも許容ルアー重量もまったく同じで、自重がさらに軽くなり同時に、
これまで16であった”先重り”が軽減されバランスがとても良くなっています。
ポイズングロリアス174MHはバス釣りに1本は必須なロッド
ポイズングロリアス174MHは、レングス、自重(軽量)、感度、操作性、すべてにおいて汎用性に優れており、陸っぱりメインのアングラーはもちろんボートでしかバス釣りをしない人でも1本は欲しいロッドだと思います。
フレッシュウォーター用なのであまりソルトでの使用はおすすめできませんが、河川中流域、汽水域でのプラグルアーを用いたベイトタックルでのシーバスやチヌ(クロダイ)ゲームでも十分役割を果たすロッドだと感じました。
シマノ 21ポイズングロリアス 174MH+
小学生の頃に釣好きな親戚のおじさんから釣りを教わりのめり込み、一旦大学へ進学の時に辞めてしまったのですが40歳を過ぎて再び釣りに目覚めルアー釣りに没頭。アラフィフ世代のおっさんですがのんびり大好きな釣りを楽しむ中で自分なりに感じたこと誰かに話したくなる釣り道具のインプレや新たに手に入れた知識などシェアします。10年以上の調理師経験も生かして釣果メシも公開します。