今回はシーバスの食性についてお話したいと思います。
何をどんな風に食べるのか?持ち合わせている食性を理解し
釣果に繋げるためのシーバスがエサを食べるために備わっている捕食能力について解説していきます。
シーバスは特定の捕食能力を持ちあわせていない
シーバスは獰猛なフィッシュイーターでありながら何かひとつの特定のエサを捕食する特化された技を持ち合わせていません。
たとえば真鯛やチヌであればカニやエビ、貝類を好みそれらをかみ砕くために強靭な顎と歯を持ち合わせていたり、
ヒラメやアコウなどの場合、居着いてる岩礁帯や砂地に「擬態」し身を隠し待ち伏せして
ベイトとなる小魚などを捕食しますが、シーバスにはそれら「これ!」という特化されたものがありません。
また、回遊型もいるシーバスですが同じようにルアーマンの人気ターゲットである青物のように永遠泳ぎ回り
小魚の群れを求めて追いかけまわし捕食することもしないと言われています。
例に挙げた魚種は捕食行動が一定のエサを食うことに特化した能力を有していますが
シーバスは特定のエサを捕食する能力を持っていない
のです。
何かに特化していない分、何でも捕食できるため
何か食うものがあればどれでも生きていける
という強い生命力も示していると言えます。
それぞれの能力が飛び抜けているぶんだけ、苦手なことはとことんできなかったりしますが
シーバスは特化された捕食能力を有していないので
底付近で障害物に身を隠すこともできるし、表層のエサを素早く追いかけて捕食することができるのです。
その時一番食べやすいエサを好む食性
”その場所で簡単に食べれるもの”から食う。←ここがミソ
シーバスは特定の捕食能力を持っていないぶん、その場所でその時一番簡単に捕食できるエサを好んで食べると言われています。
冬から春にかけてのアミや、バチ抜け、稚鮎などに代表されるマイクロベイトパターンの時期になるとベイト=ルアーに対して
非常にセレクティブになっている所以でもあると思います。
その場その時期で大量に口にでき、
なおかつ簡単にたくさん捕食できるエサを選んで食べるわけです。
いろんなパターンが存在するからおもしろいシーバスゲーム
シーバスはご存知の通り小魚をメインに捕食するフィッシュイーターです。
これと言って特定のメインとなるエサは決まっておらず季節はもちろんのこと、
地方によってもそもそも食べているエサの種類は大きく異なったりします。
シーバス特有の釣り方に複数のパターンというものが存在し、いろんな狙い方=釣り方があることがわかります。
このことがシーバス釣りを難しくもややこしくもしているのですが逆に考えると
決まったパターンがない分一辺倒な釣り方ではなくいろんな釣り方が楽しめるという
シーバスゲームのおもしろさにも繋がっています。
シーバス釣り方を見極める捕食パターン
シーバスの捕食生態から、そのときの季節やベイトの有無など状況に応じていろんなエサを捕食が可能なことが理解できます。
その時々でエサを自由自在に見つけ捕食ができるのがシーバスです。
そこで、ルアーで狙う場合のシーバスに重要になってくるのが釣りたい時期のシーバスのメインベイトとなるエサの行動パターンです。
シーバスが好むベイトは総じて大群でいたり、警戒心が薄れていたりするシーバスが捕食しやすい
その時期にたくさんベイトになってきます。
もちろん季節もあり、地域ごとにも異なりますから一概にこの季節には「これ」といった断言はできませんが、
シーバスはその時に最も捕食しやすいベイトを効率よく食べるために順応できるというこなのです。
それらに模したルアーを選択し似せたアクションで誘い出す釣り方のことを「パターン」と呼んでいます。
まとめ
大きな口で素早く追っかけ小魚を果敢に捕食しているイメージのあるシーバスですが
以外にも得意とする食べ方は持ち合わせていないことを理解していただけたかと思います。
もちろん例外もありますが、基本的にシーバスは
その時期、その場所でいちばんたくさん、なおかつ簡単に食べられるエサを選んで捕食していることを覚えておきましょう。
まずそこがわかればルアー選択もおのずと絞れますから、より釣果につなげやすくなること請け合い!
狙ってよい釣果を出せるように目安にしてみてください。
小学生の頃に釣好きな親戚のおじさんから釣りを教わりのめり込み、一旦大学へ進学の時に辞めてしまったのですが40歳を過ぎて再び釣りに目覚めルアー釣りに没頭。アラフィフ世代のおっさんですがのんびり大好きな釣りを楽しむ中で自分なりに感じたこと誰かに話したくなる釣り道具のインプレや新たに手に入れた知識などシェアします。10年以上の調理師経験も生かして釣果メシも公開します。