JGFAとは?素人でも利用できる?タグ報告の仕方から入会方法と記録申請方法

JGFAってご存じですか?ルアーを使用したゲームフィッシングを対象としていた釣りで活動している非営利団体です。

釣りをする中でアングラーそれぞれが狙うターゲットでよく聞かれる「日本記録」や「世界記録」という言葉。

これらに必ずと言っていいほど付随してくるのがこの団体であり

いったいどういう団体なのか?

自分で記録クラスを狙う場合、どのような方法で登録すればいいのか

それらをまるっとまとめで解説します。

JGFAとは

の正式名称はジャパンゲームフィッシュ協会といい、JGFAは釣り愛好家たちが持続可能な釣りを楽しみ、自然と共生する文化を築くことを目的として設立された日本の非営利団体です。

1979年に設立されたこの団体は、釣りを通じて人々に自然の価値を再認識させ、野生の魚が生息できる健全な自然環境の維持に貢献しています。

JGFAの活動は多岐にわたります。主な活動内容としては、フェアな釣り競技の普及、釣魚の日本記録の管理、タグ&リリース(魚を捕まえた後に標識をつけて再び放流する活動)の推進、バッグリミット(一度の釣りで持ち帰れる魚の数やサイズの制限)の提案から、

魚の生態を観察するタグ&リリースや日本記録や世界記録などを公式に表明できる機関であることが知られています。

これらの活動を通じて、釣り人が魚との正しい向き合い方を学び、資源保護の意識を高めることを目指しています。

また、JGFAは国際ゲームフィッシュ協会(IGFA)と密接な関係を持ち、世界共通の釣りルールの普及や、釣りを通じた国際交流の促進にも力を入れています。IGFAのルールに則った競技会の開催や、釣りの世界記録の申請支援なども行っており、日本国内外の釣りコミュニティとの架け橋となっています。

JGFAのもう一つの大きな特徴は、教育活動への取り組みです。ジュニア向けの釣り教室をはじめとする様々なイベントを通じて、子どもたちに自然とのふれあいや、生態系の大切さを教え、次世代の釣り愛好家を育成しています。

この団体の設立は、ハワイ国際カジキ釣り大会に参加していた日本人スポーツアングラーたちが、釣りを通じた自然保護の重要性を感じ、同志を集めて始めたものです。以来、会員数は3,000名を超え、国内外でその活動を認められるまでに成長しました。

JGFAの目指すのは、単に釣りを楽しむだけではなく、釣りを通じて自然への敬意を持ち、持続可能な利用を考える文化を根付かせることです。

JGFAのタグ&リリース

JGFAが行うタグ&リリース活動は、釣った魚に小さな標識(タグ)をつけて海に戻すことにより、魚の生態や移動パターンを調査し、魚類資源の保護と持続可能な釣りを促進する目的で行われています。この活動は1985年に日本で始まり、JGFAは国内で唯一この種の総合的なプログラムを運営している団体です。

タグ&リリースの主な目的は、魚の保護と資源管理にあります。この活動を通じて、魚の成長率、生存率、移動ルートなど貴重なデータを収集し、魚類の健全な生息環境を維持するための科学的根拠を提供しています。また、魚を捕獲しても殺さずに自然に戻す行為は、釣り人にとっても魚への敬意を持つことを学び、自然保護の意識を高める良い機会となっています。

 

JGFAでは、タグをつけた魚が再捕獲された場合の報告システムを設けており、再捕獲された魚の情報から魚の成長や移動に関する貴重なデータを得ています。これまでに数多くの魚がタグ付けされ、一部は長距離を移動したり、長期間生存していることが確認されています。これらのデータは魚類の保護策を考える上で非常に重要なものとなっています。

タグの付いている魚を釣り上げた場合の報告先▼
JGFA/再捕報告受付
※タグ報告はJGFA会員でなくても可能です。

タグ&リリース活動は、ただ単に魚を放すだけでなく、釣り人としての責任と自然への配慮を考えるきっかけを提供しています。また、JGFAはこの活動を通じて、釣り人が自然と調和しながら釣りを楽しむ文化を促進し、釣りが持続可能なレクリエーションであることを広く社会に伝えています。

このように、タグ&リリースは単なる釣りの技術や方法を超え、環境保全、資源管理、教育の面で重要な役割を果たしているJGFAの代表的な活動の一つです。これらの活動は、日本のみならず世界中の海洋生態系の保護に貢献する可能性を秘めています。

入会費

入会費は年会費1000円(サポート会員の場合)~入会でき、入会費(年会費)に応じて会員の特典などの内容が異なり

サポート会員~終身会員(教育団体加盟を除く)まで8つに区分されています。
詳しくはJGFAの公式ホームページをご覧ください。

尚、ガチな大物狙いのアングラー、いやハンターというべきでしょうか、

それらの釣り愛好家がもっとも気になる記録の申請については

一定の条件があるので後ほど解説します。

記録申請

いちばん身近な最初のサポート会員(年会費1000円)で会員登録していれば日本記録の申請が行えます。

ただしその場合記録申請に一つ上のレギュラー会員になるための6000円を支払わなければいけません。

わかり難いので、もっと嚙み砕いて説明すると要するにレギュラー会員(年会費6000円)でないと出来ないということのようです(汗)

ならばはじめから、そうしておけばいいのに…って思うのですが…

日本の仕組みってこういう回りくどいのが多いですねww

また、この段階で申請できるのはオールタックル部門に限られています。

またJGFAといっても、IGFAの規則に準拠しており米国フロリダにあるIGFAの厳密な規則に基づいて審査が行われるため、申請可能であっても

メインライン(道糸)やリーダーの長さにまで規定があります。

「いつかは記録級」ということを目標としているアングラーさんは

この細かな規定内容について勉強、熟知しておく必要があります。