真夏のラインメンテナンス!PEやフロロ猛暑の高温下でも劣化させないメンテナンス方法

暑い夏の高温化でのラインのこと。

気になっていたのでいろいろ調べて自分なりに考察してみました。

暑いですねーほんとに。夏の釣りは気持ちよいと思ってましたがここまで暑いと夜でも暑いし

日中とかウエーディンで入水しても温泉のように水の温度が高くなっています。

そのような状況下で強いラインは

真夏の高温下で使用するラインのメンテナンス方法などお伝えします!

釣りの一般的ラインの耐熱。溶解温度比較


釣り用ラインがどのような素材でつくられていて、それぞれが持つ特性をある程度理解するために

各素材少し見て見ましょう。

※コーティング材などを使用せず本来の素材単体での特性を表しています。工業用素材としての指標であり釣り用ライン等の特殊な表面コーティングで変化します。目安としてお考えください。

 

【PE】

PEラインは極細のポリエチレン素材の原糸を複数本、編み込んで (撚って) 1本にして作られるライン
ポリエチレンは一般的に軟化温度が80℃~90℃で、溶融温度は110℃程度。耐熱温度が70~110℃。思っていやよりも熱には弱そう。

 

【フロロ】

フロロカーボンラインの正体は、ポリフッ化ビニリデンというプラスチックの種類になります。一般的に高純度、高強度や耐熱性が求めらる用途に用いられています。
融点は134~169 ℃ 耐熱温度は150℃

 

【ナイロン】

ナイロンラインはポリアミド製です。他と比べると熱に弱く劣化しやすいと言われますがナイロンの場合は樹脂の弱点でもある耐熱性を改善したエンジニアプラスチックです。
特にポリアミド系樹脂は融点は265℃、耐熱温度が400~500℃と思いのほか熱に強いことがわかります。

 

【エステル】

繊細なアタリを拾いやすくなるポリエステル製。アジングなどに用いられる。融点は200~240℃前後、連続耐熱温度が150℃

夏に強いラインを主観的考察

上記の数値を踏まえると、単純に耐熱だけで見た場合はナイロンが優秀だということがわかります。

これは僕も含め意外だと思った方多いんじゃないかと思います。意外でした。

それからエステル、フロロと続きます。

まぁエステルは感度は優れますが瞬間的な直線強度は弱く釣り種を選ぶ特化されたラインなので、重たいルアーやリグを使う釣りには向いてないので一般的ではないので

真夏の猛暑の中でラインを選ぶとしたのならナイロンという選択肢になるのかなと…。

ですがPEにしてもメーカーやブランドごとに表面にコーティングが施されているものが一般的なので

通常使っているラインをこれらの特性を踏まえた上でいかに長持ちさせるか、それぞれの特性を十分に発揮させるための使い方やメンテナンス方法が大事になってくると思っってます。

ここまで調べたのに「結局そんな答えかよ!」とは言わないでくださいねアセアセ(;^_^A

PEにシュッ! PEラインコーティング剤

夏のラインメンテナンス

ではどのようなメンテナンス方法が夏の高温時でも劣化を速めることなく性能を発揮させることができるのか?

この点について堀りさげていきます。

 

釣行後真水で洗浄は必須

もう言うまでもありませんが、海水域の釣りならば余計に釣行後の洗浄は必須です。

リールごと流水にさらしてハンドルを回転させじゃばじゃばと真水でラインも洗います。

特に海水に含まれる塩分が付着したまま高温にさらされるとラインにいい影響は与えません。

淡水域でも汚れが付着したまま保管だと劣化をはやめてしまうことになるのでラインもリールと同じく洗いましょう!

 

出来るだけ涼しい場所で保管

炎天下の車内放置はタックル全体に悪影響

あとこれ!やっちゃってるひと多いかと思いますが車内放置!

ラインだけの話ではなくロッドにもリールにもルアーにも良くないです。

釣行後は必ず洗浄!車の中にそのままにしない!

あとは部屋の中で陰干し。湿気や急激な温度変化があるような外気に直接触れるベランダなどよりも部屋の中がいいと思っています。

まとめ

夏の釣りラインをちょっと気になっていたこと考察してみました。

結局使い分けとかじゃなくてメンテかよ!という結論になってしまいましたが…

PEやナイロンにフロロなど素材それぞれの特性を理解していればおのずとメンテの方法も見出せると思います。

これで釣れるようになったり直接釣果に影響するとは思いませんが

僕のようにこんな暑い時に「ライン大丈夫かなとか」思いながら釣りをしているのと自信もって対魚に挑んでいるのでは

心理的に良くないかと思うのです。ご参考までに…。