都道府県には「県魚」と呼ばれる魚がいます。
それはいわゆる各地域の自治体が設定したその土地の看板になる魚介類をさしています、読み方は「けんぎょ」で魚ですが、エビやカニなど甲殻類やイカ類などを制定しているところもあり、
単にイメージ戦略として選ばれたものもあれば漁獲量が多く特産品になっている地域もあります。
どこかで、聞いたことのある、代表的な日本の「県魚」についてい伝えします。
県魚とは
「県魚」とは、日本の各都道府県が特に重視している、またはその地域を象徴する魚を指定したものです。これは、その地域の自然環境、歴史、文化、あるいは経済において重要な役割を果たしている魚種を表すことが多いです。
例えば、ある県では伝統的な漁業が盛んで、特定の魚種が地域経済に貢献している場合、その魚を「県魚」として指定することがあります。
また特産品として食べることだけが目的ではなく「県魚」は地域の自然環境の保護や生態系の重要性を啓発するためにも用いられることもあります。
これにより、地域住民や訪れる人々にその地域固有の自然の価値や生物多様性の大切さを伝えることができます。県魚の指定は、地域のアイデンティティを形成し、地域の魅力を内外にPRする手段としても活用されています。
青森県 ヒラメ
青森と聞けば自分たち釣り人にとっては大間のマグロを思い浮かべますが、
実は青森県が「県魚」に設定しているのはヒラメ!!
実は青森県はヒラメの生産量(漁獲量)が全国トップクラスで、
青森県の沿岸ではどこでもヒラメが釣れると言われています。
山形県 サクラマス
ここまで食すことを目的に県魚を取り上げましたが番外編として興味深い県魚のご紹介です。
釣り人なら誰もが憧れる本流のビッグトラウトが狙える山形県内では
釣りのターゲットになる美しいサクラマスが県魚に制定されています。
県内に広く分布していることと、キレイな水質を豊かな自然をアピールするために選ばれたそうです。
3月1日、赤川と最上川ではサクラマスが解禁を迎える。釣りを楽しみ旅館で刺身やカルパッチョ、
伝統のばんけ味噌焼きなどを味わう贅沢な”遠征釣り旅”が味わえる
最高の場所です☆彡
福井県 越前ガニ
福井県で県魚になっているのは「越前ガニ」ブランドで知られるこの土地の海産物であるズワイガニ。
福井でせいこ蟹として売られているものは、このズワイガニのメス♀のことで、
身は痩せていて少ないが、卵を豊富に抱えていて旨味が多くとても美味
オスよりも安価であってお手頃なのも嬉しい。
富山県 ホタルイカ、白エビ
海産物が豊富で「お寿司が美味しい都道府県ランキング」で堂々の1位に輝いた経歴を持つ富山県の県魚は
ご想像した方もいらっしゃると多くいたと思うホタルイカと白エビ。
特産品としてだけでなく写真のように春の時期に沿岸に寄ってくるホタルイカは富山県の春の風物詩にもなっており、観光としても一役かっています。
三重県 伊勢エビ
三重県といえば伊勢エビでしょう!
県外の方たちからの広く認知されています。
国内でも太平側の地域でもっとも漁獲量が多く、夜の海岸にいくと目で見える範囲に居る。
ただし漁業権が設定されている海産物なので勝手に捕獲することは禁止されています。
釣ってはいけません!
今は刺身で食べられる伊勢エビだっていつどこにいても届くので、食べたくなったら通販で取り寄せよう!
島根県 トビウオ
今回調査した中でいちばん興味深かったものが島根県のトビウオです。
このあたりでは普通にメタルジグ投げてたらトビウオが釣れることもある地域です。
トビウオはその名の通り水面を滑空する魚で、見た目はボラに羽根が生えたような見た目をしています。
食用にされ、身質は青魚のアジに近く旨味が多くて「あごだし」の原料になる。
細く切った刺身をごまで和えたゴマ和えや焼いた一夜干しがめちゃ美味い!!
山口県 フグ
説明不要なほど認知度が高い山口県のふぐ。
県内ではフグではなく「ふく」と呼ぶひともいます
漢字で書くと「河豚」と書く。
瀬戸内海でオフショアでジギングしてたらメタルジグにけっこういいサイズ(1kgくらい)のトラフグが掛かったこともあります
周辺での漁獲量が多いことも制定された理由のひとつだけど、ふぐの怒るとプク~っと膨らむ姿から
「夢ふくらむ」山口県をイメージしたそうです。
高知県 カツオ
カツオの一本釣り漁が盛んな高知県ではやっぱり県魚もカツオ。
釣りの対象魚としても磯などからメタルジグでシイラともに現地では対象魚となっています。
これがまた美味いんですよ!!
特に鮮度の良いカツオを藁焼きにしたたたきはめちゃくちゃ美味!
下手にポン酢やしょうゆはいらない!塩で美味い!
いまはこの鮮度の良い藁焼きかつおタタキが通販で国内どこでもお取り寄せできます!
小学生の頃に釣好きな親戚のおじさんから釣りを教わりのめり込み、一旦大学へ進学の時に辞めてしまったのですが40歳を過ぎて再び釣りに目覚めルアー釣りに没頭。アラフィフ世代のおっさんですがのんびり大好きな釣りを楽しむ中で自分なりに感じたこと誰かに話したくなる釣り道具のインプレや新たに手に入れた知識などシェアします。10年以上の調理師経験も生かして釣果メシも公開します。