シマノのフリーゲームXTのインプレです。
パックロッドやモバイルロッドと言われれる釣り竿に求められる基本性能はそのままに移動の際の持ち運びに便利な携行性を兼ね備えたロッドで、
ライトゲームからショアジギングまで対応できる幅広いラインナップが用意されているモデルの中から最も売れている
S100MHを実際に手にしてみた率直な感想と、実釣したファーストインプレッションです。
フリーゲームXTを手にしてみて
それでは。まず購入して手元で開けてみた感想を少しだけ
ちょっと気になる点もあったりししたほんと最初の感想です。
コンパクト!
写真はないけど、けっこう手の込んだパッケージで届いてから箱から出してびっくりしたのが最初で
ちょっと、ここにお金かけるくらいなら、削ってくれていいんで安くしてくれないかなと思いましたけど…w
まーそれはさておき今回僕が購入したS100MH仕舞寸法が57.1センチ!!
これまでショアジギング用で2ピースしか使ってこなかった僕にとっては驚異のコンパクトさです。
マジ電車で遠方への遠征や、駐車場から遠いポイントのときにバイクでも
これなら持ち運びがグっと楽になります。
ケースは…
ちょっと最初に気が付いたのはこれ、ケースが重いです!!
たぶん頑丈につくらているせいでしょうが、ロッド本体が10フィートでも195グラムしかないのに
ケース単体で約700gあります…。
飛行機に乗せる際に機内に自ら持ち出し可能ならよいですが、それができない場合には預入れしないといけませんから、
そのとき下積みされたり、もし雑に扱われも中のロッドは保護できるように頑丈に作られているからでしょう。
ただ、僕はこれ出張や海外遠征以外にはいらない気がしました。
ケースなしでショルダータイプのロッドベルトつけて持ち運ぶほうが自転車やバイク、電車に乗るにも利便性が高くなる気がします。
ティップカバーをつけとけば完璧
CHONMAGE FISHING ネオプレーン ロッド ティップカバー M
2ピース用のロッドカバーとなっていますが、Mタイプは幅が広くて
商品説明にも記載があるようにパックロッドにも使えます。
フリーゲームXTS100MHのスペック
パック&トラベルロッドの概念を変える、シマノの挑戦。
出典:フリーゲーム XT|SHIMANO
これまでのパックロッドって
移動の際の利便性を優先したゆえに、複数に分割することで強度面を補強することにより重たくなってしまっていたり
”曲げて受け止める”などロッドの基本性能に弱点がありましたが、
このようなパックロッドの課題にシマノが本気で挑んだのがこのフリーゲームXTです。
上位クラスのロッドにも採用されている同じ技術が惜しみなく採用されています。
デビューが19年と、すでに4年が経過していますし、
最近では主流になりつつあるモノコックグリップもこの頃はまだエントリークラスには採用されることのなかったなど、
若干見劣りする部分も感じますが、それでもこの価格帯ではかなり優秀☆彡
今もって人気があることは納得がいく仕上がりです。
僕が今回購入して実釣した機種のS100MHのスペックです。
おそらくフリーゲームXTでいちばん人気だと思います。
全長 | 継数 | 仕舞寸法 |
---|---|---|
10.0ft | 6ピース | 57.1cm |
自重 | ルアー重量 | 適合ライン(PE) |
195g | 10~56g | 0.6~2号 |
フリーゲームXT実釣インプレ
けっこう曲がる
キャストしてみたときの第一印象はけっこう曲がる!でした。
購入する前に通販サイトのレビューを覗くと「硬い」という意見が多くて…
正直シマノのこの手のロッドは硬く感じるものが多く投げるまでは半信半疑でしたが
キャストしてびっくり!!
硬いと言ってる人は何と比べて言ってるのかわかりませんが、
日頃ショアジギングでMやMHしか使わない僕の場合だからかもしれませんが硬いなんて一切感じません。
むしろ6ピースのマルチピースロッドなのに、ブランクスの中心部まで曲がることに驚きました。
おそらくテーパーの設定はレギュラーファーストだと思います。
ラインナップの最初のほうのライトゲーム用の番手だと硬いと感じるのかもしれません。
継ぎ目の違和感なし
上の曲がりと重複してしまいますが、10フィートの長さで6ピースに分割されていますが、
それらの一つ一つの継ぎ目で持って投げているとき、ルアーを引いているときにも
何ら違和感は感じられず、1ピースや通常の2ピースロッドと釣りしているときの感覚は変わりません。
飛距離
飛距離も単ピースロッドとまったく遜色ありません。
10フィートですから、20gくらいのジグやバイブレーションだとかっ飛びます。
いつも言っているフィールドでの感触だと、S100MHで80mは余裕な感じです。
このあたりもマルチピースのパックロッドだから劣っているとかはないです。
ロッドパワー
このフリーゲームXTはすべてのピースの継ぎ目が並継のジョイント方式が採用されていて、
すべての接続部分がバット側が太くなっているので全部繋げた場合にも、
パワーを持たせられるようになっています。
このためなのか、パワー感も申し分ないです。
1つ26gのバイブレーションが根掛かりしてしまいそれを外そうと
怖かったけど、ちょっと強引に曲げてみたらポコッと外れて、あとからルアー見るとフックが曲がって外れたほどです。
フックが弱かったっていう話もありますけど…。
感度もそこそこ
一番この手のパックロッドで気なるのが感度だと思います。
実際、自分も不安がありました。
継ぎ目が多い分、情報伝達が鈍いのでは…
そう思っていたのですが、釣りをしだしてからその疑念は吹っ飛びました。
魚が甘噛みしたときのドゥルンッという弱いバイトから、
底の障害物に接触したときのゴゴッというボトムの完治能力までロッドの基本性能は必要十分だと思います。
多少2ピースと2本を比べて実釣した場合には
そりゃ多少の違いは感じ取るかもしれませんがフリーゲームXTがパックロッドだから感度が悪いとかということはないです。
フリーゲームXTの総評:パックロッドとしてかなり優秀!
フリーゲームXTは豊富に用意されているラインナップから幅広い釣りスタイルに対応します。釣り人のニーズに応じて、異なる長さやアクションのモデルが用意されており、さまざまな釣り環境で活躍するとが可能です。
どんな場所でも手軽に持ち運ぶことができます。バックパックやトランクに簡単に収納でき、旅行やキャンプなどのアウトドア活動にも最適です。
さらにフリーゲームXTであれば、基本的な釣りに対しての性能にも安心感がありコストパーフォーマンスは最高!
携行性と機能性を兼ね備えた「フリーゲームXT」パックロッドを手にすれば、どこへでも簡単に釣りに行けるだけでなく、その高いパフォーマンスが本格的な釣りを楽しむための頼れる相棒となることでしょう。
新たな釣り冒険を始めるなら、ぜひこのフリーゲームXTをお試しください。
シマノ フリーゲームXT S86M
小学生の頃に釣好きな親戚のおじさんから釣りを教わりのめり込み、一旦大学へ進学の時に辞めてしまったのですが40歳を過ぎて再び釣りに目覚めルアー釣りに没頭。アラフィフ世代のおっさんですがのんびり大好きな釣りを楽しむ中で自分なりに感じたこと誰かに話したくなる釣り道具のインプレや新たに手に入れた知識などシェアします。10年以上の調理師経験も生かして釣果メシも公開します。